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実際の特養の入居待ち年数
お役立ち情報 2017年3月01日

重度の要介護者にとって、色々な意味で安息の地といえるのが特養です。
特養は「特別養護老人ホーム」の略称で、通常の老人ホームが民営に対し、社会福祉法人や地方自治体により運営される公的な介護施設の為、様々なメリットがあります。
そのメリットがあるがゆえに、入居までの待機期間が長いというのが問題視されています。
実際に特別養護老人ホームに入居するには、どのくらいの期間待機する必要があるのでしょうか?

・なぜ特養は人気なのか
何といっても費用が安いです。
通常の老人ホームを利用する場合、入居一時金として老人ホームによっては数百万円支払う必要があります。
それ以降も、月額利用料として10万円以上を毎月支払わなければなりませんので、介護者にかかる負担はかなりのものとなってしまいます。
特養の場合は、入居一時金が不要、かつ月額利用料が5万から10万円くらいのところが大半です。

・デメリットも
老人ホームと異なり、デメリットも中にはあります。
まずリハビリ、医療という部分ではほとんど実施はされません。
生活を介護するというのが特養の立ち位置ですので、現状から良い方向に向かわせるという行為は少なく、現状維持がメインとなります。
また、介護者の収入が多いと少ない世帯が優先される傾向にあり、長い待機期間がさらに長引くことも考えられます。

・入居までの待機期間は
老人ホームとは別に、特養の施設だけで全国に9000以上あり、利用者は50万人を超えます。
それに対して待機者は50万人以上といわれ、施設のキャパシティに対して倍の人が待機している状況となっています。
普通に考えれば数年かかりそうなイメージですが、地域によって待機期間が異なるため、早い所で数ヶ月、長い所では2~3年、場合によってはそれ以上かかります。
それほどに、通常の老人ホームと特養は人気が異なるのです。

・待機期間をどう過ごすか
待機期間が長いため、特養を諦めて通常の老人ホームを利用する人も中にはいます。
どうしても特養が良いという方は、在宅介護を行いながら特養の空きを待つ場合もあります。
またショートステイという形で、特養に入居することが出来る場合もあるようです。
在宅介護を行いながらショートステイを活用して、長期の待機期間を過ごすのが有効に時間を使えるかもしれません。

老人ホームでは費用がかかりすぎて、生活が出来ないという家庭も多くあると思います。
特養に入るには一定の基準がありますが、入って損をする事はほとんどありません。
在宅介護で待機期間を過ごせるのであれば、介護者にとっても要介護者にとっても良いのかもしれません。

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